お料理に添えようとスーパーで買ったハーブ類。全部使いきれなくて、冷蔵庫でダメにした経験のある人は、少なからずいらっしゃると思います。
また、ちょっとハーブを添えたいけれど「ちょっとのために買うのはもったいない」と感じる人もいるかも知れません。
数百円はするものね。
しかもスーパーのハーブは、鮮度もいまいちの場合もありますし。
このような理由で、ハーブを買いたくない人にお勧めなのが家庭菜園で育てることです。
自分で育てると、こんなメリットがあります。
- 新鮮なハーブをたっぷり使える
- 料理の味と見栄えが良くなる
- ハーブの良い香りで気分が良くなる
- 育てる喜びが得られる
水やりなどのお世話は必要ですが、これを手間と捉えるか、手をかけることで得られる「育てる喜び」となるかは人それぞれだとは思いますが。
これはやってみないと、自分に合うかは分からないところです。
きっと楽しいと思うので、一度チャレンジしてみて欲しいな~と思います。
では、お勧めのハーブを紹介していきます。
育てやすいおすすめハーブ5選
育てやすい勧めハーブ5選はこちらです。
- スイートバジル
- 青紫蘇
- ルッコラ
- ローズマリー
- レモングラス
①~④のハーブは育てやすい他に、どれも料理に手軽に使え、味もワンランクアップする優れものです。
⑤のレモングラスは、ハーブティーに相性が良く私が大好きなものです。
それぞれのハーブの特徴を紹介していきます。
スイートバジル
スイートバジルは、夏のハーブの定番と言っても過言ではない人気のハーブです。
種から育てられますが、初心者なら苗から育てた方が無難です。苗は春頃からホームセンターに出回ります。
また、葉がよく茂るので、サラダに添える程度なら苗一つで充分です。
バジルソースを作るなら、葉をたくさん使うので、苗は3つほど育てるのがお勧めです。
お気に入りのバジルの使い方はこちらです。
- サラダに加える
- バジルソースにして料理に添える
- ピザトーストに散らす
- トマトソースを煮るときに加える
バジルを手軽に使うなら、摘みたての葉を料理に添えるのがおススメです。
少し手をかけてもいいなら、バジルソースに加工しておくと料理に使いやすいです。
バジルは夏のハーブですが、ソースを冷凍保存すれば冬場も楽しめます。
また、なんといってもバジルは夏野菜のトマトと相性抜群です!
スライスしたトマトにバジルを添え、オリーブオイルをかけるだけで立派な一品になります。
このように夏に大活躍するバジルですが、バジルの葉は変色しやすく、葉のまま保存するのは不向きです。
変色を気せず使えるのは、摘みたてならではです!
バジルは育てやすいので、家庭菜園初心者に特にお勧めしたいハーブです。
青紫蘇
青紫蘇は日本のハーブと言われており、日本人にとって馴染み深いのものです。
彩りとして使うこともできますが、その香りや風味はさまざまな料理に合う優れものです。
料理に添えて一緒にいただくと、紫蘇の香りがいい仕事をしてくれて、料理がワンランクアップした味わいになります。
紫蘇は、主役を引き立てる名脇役です!
我が家では青紫蘇は夏の定番で、毎日の食卓に必ずと言っていいほど登場します。
お気に入りの青紫蘇の使い方はこちらです。
- お刺身と一緒にいただく
- 刻んでサラダに振りかける
- 焼いたり揚げたお肉に巻いていただく
- 刻んでご飯に混ぜ込む
- 刻んでキュウリやゴーヤの塩もみに混ぜ込む
特に私が好きなのは、たくさんの刻んだ青紫蘇をご飯に混ぜ込んだものです。
夏の暑さで食欲が落ちても、これに天然塩やしらすを振りかけると食が進みます。
炊き立てのごはんで、おにぎりにするのもお勧めです。
青紫蘇は雑草なみのたくましさがあり、地植えにしておくと夏場に群生してくれます。
おかげで毎日使い放題です♪
たっぷり使えるのは自分で育てているからこそ!
プランターでも育ち、ベランダ菜園も可能です。ぜひ育てて欲しいハーブの一つです。
ルッコラ
ルッコラは地中海沿岸原産のハーブです。主にサラダとして生で食べられています。
風味はいりごまに似ており、少しピリッとした辛味は、サラダのアクセントになります。
レタスだけのサラダより、見た目が華やかなになるのも嬉しいところです。
また、パスタやピザなどに添えるのもお勧めです。
盛り付けセンスはいまいち (>_<)
ルッコラは、真冬や真夏以外は年中栽培できる品種です。ちなみに暖地だと、冬場でも成長スピードは遅いですが育ちました。
また、冬場の方が害虫被害が少なく、きれいな葉っぱをたくさん収穫できます。
葉っぱを摘んでも、後からどんどん生えてくれるので、一度植えると長期間収穫を楽しめます。
料理にアクセントをつけるならルッコラがお勧めです!
ルッコラもプランターで育てられるので、ベランダ菜園でも大丈夫です。
ローズマリー
ローズマリーは地中海沿岸原産のハーブです。
爽やかな香りで人気があり、香辛料としてドライタイプのものがスーパーでは主流となっています。
しかし我が家では、摘みたてを生のまま使用しています。生のものは、すごくフレッシュないい香りがしますよ♪
お気に入りのローズマリーの使い方はこちらです。
- 鶏むね肉と一緒に焼く
- 魚のムニエルの香り付け
- 葉を刻み野菜と一緒に炒める
- 野菜のオーブン焼きに加える
ローズマリーは、お肉や魚の臭み消しによく使われますが、野菜との相性もいいです。
ニンニクと一緒に使うのがおススメで、塩味のシンプルな味付けがよく合います。
ローズマリーは、ほぼほっとらかしでも元気に育ってくれます。
手入れといえば、春先に一度ばっさり剪定してやるだけです。うちにあるローズマリーは、10年以上も元気に育ってくれています。
ローズマリーの生育で注意する点は、移植に弱いことです。
成長はゆるやかですが何年も経つと大きくなるので、あらかじめ広めの場所に植えておくのがポイントです。
場所がないなら鉢植えでコンパクトに育てる方法もあるので、ベランダでも栽培可能です。
年に2回ほど、可愛らしい小さな花も咲くので目でも楽しませてくれますよ♪
レモングラス
レモングラスの見た目は、いわゆる雑草のカヤに似ています。
しかし、まったくの別物で、葉や茎からレモンの香りがするのが特徴です。この香りを生かし作られるのが、タイ料理のトムヤンクンです。
このように料理にも使えるレモングラスですが、私のお勧めはハーブティーです。
作り方は簡単で、摘みたてのレモングラスの葉をザクザクと切り熱湯を注ぐだけです。
香りはレモンに似てとても爽やかで、一口飲めばレモングラスという名に納得するはず!
また、渋みなどはなく飲みやすい味です。
レモングラスのハーブティーは、ドライタイプが売られていますが、生の葉の方がだんぜん良い香りです!
これは、自分で育てているからこそ味わえるものなので、ぜひ育ててみて欲しいハーブの一つです。
以上、育てやすいおススメハーブ5選を紹介しました。
最後にひとこと
食べ慣れている食事のメニューでも、ちょっと添えるだけでお洒落な雰囲気にしてくれるハーブたち。
その見た目から、「カフェミュージックでもかけようか?」なんて気分になり、自宅にいながら優雅な食事タイムになったりします。
日々の生活は、SNSで見るような映えるシーンばかりでないのが現実です。
そんな色あせて見えがちな日常を、ハーブはちょっといい感じに演出してくれます。
ぜひ、あなたもハーブのある生活を体験してみてください!